狂骨(きょうこつ)

「狂骨は井中の白骨なり。世の諺に甚しき事をきゃうこつというも、
このうらみのはなはだしきよりいふならん。(鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』)」
おそらく鳥山石燕の創作と思われる化物。
井戸の中から長い髪をもった髑髏の顔をした幽霊のような姿で現れている。
「きょーこつ」という言葉が「はげしい」という意味であるのは
狂骨の恨みが激しいからだという。
実際は「きょーこつ」をもとに洒落としてこの化物を描いたのだろう。
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