蛇蠱(へびみこ)

岡山県小豆郡でいう憑き物。
蛇蠱の家系の者が誰かを憎むとその瞬間から相手に蛇がとりつき、
やがて内臓に食い込んで憎まれた相手は死ぬとされている。

昔、小豆島に一棹の長持が流れ着き、見つけた村人たちは自分のものだと主張しあった。
長者の提案により、所有権を主張する者たちで中身を分けることにしたが、
長持を開けると中から無数の蛇が出てきて、所有権を主張する者たちの家に入っていった。
これが蛇蠱の家系のはじまりだという。
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